西前頭4枚目輝(24=高田川)が、小結松鳳山(34=二所ノ関)を押し出しで破り、6勝8敗で千秋楽を迎える。

 松鳳山の張り手にひるまず、193センチの体格を生かして力強く前に出た。一瞬土俵際で粘られたが、難なく押し出した。「だいぶ落ち着いてできたし、しっかり最後まで攻め切れた。(二所ノ関一門との)連合稽古でやっているので、やりにくさというものはなかった」。

 12日に負け越しが決まったが、そこから意地の今場所初の連勝。「最後まで変わらずに頑張りたい」と気を引き締めた。