比嘉真美子(25=TOYO TIRES)が、故郷沖縄で初の開幕優勝となるツアー5勝目を飾った。

第3ラウンドまで2位に7打差の独走態勢に入りながら産みの苦しみを味わい、一時は2打差に迫られた。3バーディー、3ボギー、2ダブルボギーの76。通算5アンダーの283で逃げ切った。

   ◇   ◇   ◇

比嘉の婚約者、大相撲の勢は「彼女はそれだけのことをしています。日頃から『もう少し抜いたら』と言いたくなるほどストイック」と喜んだ。15年夏の出会いから、比嘉は17年NEC軽井沢72、18年KKT杯バンテリンと2勝していたが“場所中V”は初めて。勢も春場所初日のこの日、押し出しで白星。大会中も電話連絡をしていたが、気を使って会話は「ひと言、ふた言ほど」。あうんの呼吸の“ダブルV”だ。