大相撲冬巡業を途中離脱した前頭大栄翔(26=追手風)が18日、東京・両国国技館の相撲診療所でインフルエンザの予防接種を受けた。冬巡業には初日の1日から参加していたが「溶連菌感染症」により4日の熊本・人吉市に参加せず帰京。「前の日(3日)の夜から体調が悪かった。体の節々が痛くて、熱も38度あった」。帰京後は4日間安静に努め、8日から埼玉・草加市の部屋でまわしを締めて稽古を再開させたという。「(溶連菌には)初めて感染した。病気に気をつけようと思った」と話した。

11月の九州場所では東前頭筆頭で8勝7敗と勝ち越し、優勝した横綱白鵬から金星を奪って殊勲賞も獲得した。来年1月の初場所(12日初日、東京・両国国技館)では新三役の可能性もあるホープは「巡業に参加できなかったぶんも自分で考えながら稽古していきたい」と、力強く語った。