大相撲の元幕内、東序二段28枚目の宇良(27=木瀬)が、復帰2場所目で序二段全勝に王手をかけた。体重220キロ超と巨漢の高麗の国(芝田山)を低い立ち合いから一気の押し出しで6連勝を飾った。

「大きかったんで怖かったですけど、気持ちよく相撲がとれた。あれで勝てたんでよかったと思う」。昨年初場所で右膝を手術し、5場所ぶりに復帰した昨年九州場所は1つ星を落としている。「あと1番、勝ちたいですね。(同じ)全勝の強い相手に力を出し切れるような相撲をとりたい。緊張しますね」。

力は確実に上位だが、膝に不安を抱えながらの土俵。人気力士が復活へ、まず序二段を無難に通過する。