37歳の鉄人、東前頭3枚目玉鷲(片男波)が、節目の1100回出場を大関撃破で花を添えた。直近4連敗中だった大関正代を押し出し。4勝1敗の好成績で序盤5日間を終えた。

踏み込んでもろ差しを許し「いつものパターンでやばいな」と冷や汗をかいたが、突き返して距離を取った。そこからのど輪を中心に相手を起こし「最後はしっかり(手が)伸びて良かった。(正代には)いつも差されてやばいなと感じていたけど、自分の相撲を取ったのが良かった」と満足げに振り返った。

04年初場所の初土俵から18年間休場はなく、出場回数も現役1位の1100回に到達した。記録に関しては「全然意識していない」と無関心。幕内最年長で若手に対抗心を燃やしており「1人1人じゃなくてみんな(意識をする)。自分からしたらみんな若手なので」と話した。