大関御嶽海(29=出羽海)が、名古屋場所7日目の16日から休場することになった。御嶽海の休場は小結だった19年初場所以来で3度目。7日目の対戦相手、豊昇龍は不戦勝となる。

愛知・犬山市に宿舎を構える、所属する出羽海部屋から新型コロナウイルスの感染者が出たためで、御嶽海自身には感染はないという。また、宿舎が別の出羽海親方(元前頭小城ノ花)と呼び出しは出場する。

今場所、かど番で迎えた御嶽海は6日目を終え2勝4敗。ケガや病気など通常の休場なら7日目以降、黒星扱いとなり、御嶽海も負け越しとなり大関陥落となる。ただ、20年3月のコロナ拡大以降、場所前に陽性判定や部屋で感染者が出てた場合、全休となっていたが、番付は基本的に据え置きとなっていた。ここまで場所途中での、コロナによる関取の休場は初めてのケースとなるため、来場所の番付の扱いについては、番付編成を担う日本相撲協会審判部が協議する。その対応が注目される。