関脇豊昇龍(24=立浪)の大関昇進が事実上、決まる。

千秋楽の本割で、3敗で並んでいた新入幕の伯桜鵬(19=宮城野)を、上手投げで下し12勝3敗。4番前の取組で錦木(32=伊勢ノ海)を破った北勝富士(31=八角)と12勝3敗で並び、優勝決定戦に進んだ。

優勝決定戦は、豊昇龍が押し出しで勝ち初優勝を決めた。

これを受け日本相撲協会審判部(佐渡ケ嶽部長)は八角理事長(元横綱北勝海)に、豊昇龍の大関昇進をはかる26日の臨時理事会の招集を要請。これが了承された。過去に臨時理事会で昇進が見送られた例はなく、この日の時点で“内定”となった。この臨時理事会と、大相撲秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議を経て「大関豊昇龍」が正式に誕生する。

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