大関経験者で1年ぶりに三役に復帰した、小結高安(33=田子ノ浦)が初場所(東京・両国国技館)3日目の16日、日本相撲協会に「1月15日の稽古中に右腰部に疼痛(とうつう)が出現し、本日から約2週間の安静加療を要する見込みです」と診断書を提出。急性腰痛症と診断され休場した。

北勝富士に勝って迎えた、前日2日目は綱とり霧島(27=陸奥)に押し出され敗れ、足を引きずりながら花道を引き揚げていた。

9日に行われた場所前の横綱審議委員会(横審)による、稽古総見では霧島と豊昇龍の2人に3度ずつ勝ち、大関戦6連勝。最後は前頭若元春も退け、無傷の7連勝で随一の仕上がりを見せていた。3日目の対戦相手、前頭豪ノ山は不戦勝となる。