東前頭8枚目の北青鵬(22=宮城野)が、6日目の19日から休場した。幕内での休場は初で、十両時代の21年九州場所以来で4度目。これにより6日目の対戦相手、竜電は不戦勝となった。

前日5日目の湘南乃海戦では長い相撲を上手投げで制し、序盤戦を終えて2勝3敗としていた。師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)によると、この相撲で兼ねて痛めていた右膝の状態が悪化。「(右膝は)もともと爆弾を持っていたからね」と話し、本人から申し出を受けての休場。再出場はないという。

長い相撲がケガを招く可能性が高いと前に出る相撲を磨くよう常々訴えてきたとし、「これで本人も、師匠の言っていることを理解してやってくれるんじゃないか。よく治療して良い状態に戻していきたい」と話していた。