昨年11月に67歳で死去した大相撲の先代高砂親方(元大関朝潮)長岡末弘さんのお別れの会が25日、大阪市内のホテルで行われた。

300人が訪れた会場では、黙とうが行われた後に「朝潮メモリーズ」と題された故人のプロフィール映像が流された。映像では、近大で2期連続学生横綱、アマチュア横綱に輝いたことや、78年の春場所で初土俵、85年春場所で初優勝、89年春場所の引退と大阪で節目を迎えていたことなどが紹介された。

野田義和東大阪市長と母校近大の細井美彦学長からの弔辞後には、恵夫人が「主人は大阪に育てていただきました。みなさんで懐かしんでいただいて『親方、ようやったな』と声をかけていただければ本望でございます」とあいさつし、感謝を述べた。

この回には、大関経験者で幕内優勝1回の前頭朝乃山(29=高砂)も参列。「僕の目線で見ても、師匠にとって大阪はすごく良い縁、思い出が詰まっている場所だと思う。大阪での1番の思い出は、20年3月に大関を決めた時。大阪では結構食事も連れて行ってもらったりもしたので、地方で1番師匠との思い出が詰まっているのが大阪です」と振り返り、思いをはせた。

来月の春場所に向けて問われた朝乃山は「大阪は僕にとっても第2の故郷。去年は十両だったが、今回は幕内として戻ってくるので、良い結果で恩返し、良い報告をしたい」と意欲。最後には「近大の校訓にもある『人に愛される人、信頼される人、尊敬される人』。そういう人柄を目指して頑張っていきたい」と、偉大な先輩を目標に努力していくことを誓った。