東前頭16枚目の遠藤(33=追手風)が、3場所連続で5勝10敗と大きく負け越し、来場所の十両陥落が濃厚となった。御嶽海に押し出され、4連勝締めとはならなかった。16年夏場所から、約8年間守ってきた幕内からの陥落が現実味を帯びる状況は、自身も理解しているが12~14日目には3連勝するなど意地も見せた。これに「来場所につながるか?」と問われると「そうですね」と即答。幕内の座を守ることができなかったことを節目とした、現役引退の可能性はまるで見せなかった。

さらに「負け越した、それだけです」と、淡々と話した。「実は15日間、隠していたけがなどがあったのでは」の問いには、大笑いして「絶好調だった」と否定した。「まあ、まずは休んで。いつも通り」。十両からの再起を心に誓っている様子だった。