大相撲の宮城野親方(39=元横綱白鵬)に元幕内北青鵬の暴力問題で2階級降格などの処分が出た2月23日の発表文書で、暴力問題を日本相撲協会が調査する過程で、口止め工作などに関与したと断定された人物が、社員として所属する番組制作会社から、厳重注意を受けていたことが分かった。

当該の番組製作会社が明かしたもので、担当者は「本人は反省していますが厳しく注意しました。協会には謝罪致しました」と説明した。発表文書では「部屋内で内部ヒアリングを行うに際し、部外者の番組制作会社社員を関与させたことで、同人による所属力士らへの口止め工作等につながり、事実認定をゆがめる危険を生じさせて、相撲協会による調査を妨害したこと」が、調査協力義務違反だとして非難されていた。