大相撲の第75代横綱に昇進した大の里(24=二所ノ関)が大関経験者の高安(35=田子ノ浦)に感謝した。29日、茨城・阿見町の二所ノ関部屋で、新しい綱をつくる「綱打ち」に参加し、雲竜型の横綱土俵入りの指導を受けた。

30日の明治神宮奉納土俵入りでは師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の現役時代と同様に高安が太刀持ちを務めることになった。

大の里は「千秋楽の前夜に旗手と太刀持ちをやってくれるということを聞いて、自分自身すごいビックリしたし、感謝しかない」と大関経験者の心意気に感謝した。この日も土俵入りについて「堂々と」とアドバイスを受け、心に刻んだ。

二所ノ関親方も横綱2代にわたる指名の舞台裏を明かした。「元大関なので、どうかなという状況だったんですけど、高安に『無理しなくていいぞ』と言ったら『ぜひ、やらしてください』と。その(自分の)言い方も良くなかったかもしれないけど(笑い)。そういう感じで高安が快く受けてくれた。明治神宮にも慣れていますし、僕の場所でも何度かやったことがある。そういうところで、いろいろ教えてあげられていいのかなと」と期待した。

◆太刀持ち 横綱土俵入りの際、太刀をささげる介添え役。横綱と同部屋か、一門の幕内力士が務める。土俵入りには露払いの役もあるが、上位の力士が太刀持ちを務める。二所ノ関部屋は横綱大の里の次の上位は十両の白熊になるため、同門の高安が太刀持ちを、露払いを竜電が務める。