大関経験者で西十両13枚目の朝乃山(31=高砂)が、気迫を前面に出して連敗を阻止し、11勝目を挙げた。初顔合わせの藤青雲を押し出し。今場所初めて、立ち合いで頭からぶちかまし、前に出続けて圧倒した。この日勝って12勝2敗とした同部屋の新十両朝白龍を、幕内土俵で取組前の十両錦富士とともに1差で追う展開。千秋楽まで優勝の可能性を残した。「昨日(13日目)が、ふがいない相撲だったので、思い切っていこうと思った」と、これまでの胸から当たる立ち合いではなく、自らを奮い立たせる意味で、頭からぶつかった。

前日13日目は、錦富士に一方的に敗れて3敗目を喫した。取組後は「立ち合い負け。自分のペースで取りたかったですけど、受ける形になってしまいました。上手を取られて、腰も伸びきっていた。気迫負けじゃないですか」と、完敗を認めていた。だからこそ「昨日の夜から、思い切り相手にぶつかっていこうと考えていた」と、ガムシャラに攻めることを考えていた。

千秋楽は、錦富士を含めた優勝決定ともえ戦となる可能性もある。ともえ戦となれば、本割を含めて最低でも1日3番取ることになる。「1日1番かもしれないし、3番かもしれないけど、明日に向けて準備していきたい」。気持ちの準備は、すでに整っている様子だった。

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