西十両3枚目の錦富士(29=伊勢ケ浜)が、再入幕を確実にした。千秋楽は同13枚目の朝乃山に押し出されたが、11勝4敗。九州場所で幕内に復帰できる見通しが立った。
錦富士は「悔しいというより、ようやく終わったなと。まだ(番付は)分かんないですけど、やることはできました。幕内上位を経験しましたが、どんな場所より心身とも疲れた場所でした」と話した。
青森県出身の幕内力士は142年も途切れていない。今場所の幕内は全休した尊富士だけ。錦富士が再入幕しなければ、記録は途絶える危機だった。
「相撲を取っている青森の子供が減っている。自分たちが頑張っている姿を見て、相撲王国復活のために子供が増えたらうれしいです」。歴史をつないださらに先まで見据えて言った。
周囲に支えられて乗り切った秋場所。「家族の支えなしにはできなかった。(妻は)1日6食、サプリメント31種類を用意してくれて、2人の子供を育てながら一緒に戦ってくれた。付け人もそうですが、支えてくれる存在に感謝しています」と話していた。

