中国・上海のSNH48が25日、第2回SNH48選抜総選挙を1万人収容のメルセデスベンツアリーナで開催した。

 1位は、獲得票数が7万票を超えた、昨年の第1回で3位だった愛称savoki(サボキ)ことヅァオ・ジャーミン(趙嘉敏=17)だった。昨年から本命視されていた1期生でチームS2の元祖エースが、ついに女王の深紅のいすに座った。

 1位かどうかが決まる瞬間、いわゆる2位の発表のときに思い詰めたような表情で聞き入っていたが、2位で呼ばれたのは、6万票を超えた昨年4位で2期生のチームN2の愛称キクちゃんことジュー・ジンイー(鞠〓(女ヘンに青の月が円)〓(示ヘンに偉のツクリ)=21)。自分が1位と確信したsavokiは、口に手を当てて涙を流して、悲願をかみしめた。

 「4000年に1人の美少女」と呼ばれ、NMB48山本彩やアイドル橋本環奈に面影の似ているキクちゃんは、清々しい笑顔で2位を喜んだ。

 また、3位は、昨年6位のチームN2のカチューシャことリー・イートン(李藝〓(丹の右にサンヅクリ)=19)。発表の瞬間に、何度も飛び跳ねて喜ぶほどだった。

 SNH48は、第1回の選抜総選挙からの1年で、さらに大きく飛躍していた。昨年末には中国国内で、北京などを回る全国ツアーに初挑戦。今年初めに4期生まで加入し、4月にはチームが4チームに増加。グループの規模も人気も、一回りも二回りも大きくなっていた。

 今回の総選挙では、立候補メンバーは73人に増え、1期生中心のチームS2よりも、2期生中心のチームN2の方がランクインが多くなるなど、グループ内の競争も激しくなってきた。この日の総選挙も衛星放送で放送される。中国全土での注目度は、さらに高まりそうだ。