AKB48渡辺麻友(23)柏木由紀(25)が、卒業公演を迎えた小嶋陽菜(29)と実はさほど深い仲ではなかったことが明らかになった。

 小嶋との思い出を振り返るコーナーで、まずは柏木が切り出した。「小嶋さんとは絶妙な関係性だった。(ファンに)距離感があると言われてるんですけど、最後にアピールしたいことある。誤解をしてるんですよ。昨日12時に(小嶋が誕生日を迎えた瞬間に)『お誕生日おめでとう』のメールを送りました。それに、一緒にカフェに行ったこともあるんですよ」。ほぼ10年、選抜で一緒だったとは思えない、薄~いエピソードをドヤ顔で披露した。

 しかし、柏木より深刻だったのは渡辺の方だった。柏木は「私の陰に隠れて、やばいのは…」と渡辺をチラリ。峯岸みなみ(24)から「もちろん(誕生日の)メールは送ってるよね?」と聞かれた渡辺は、間を置きながら「0時になった瞬間、『誕生日だ!』って…心に思った。心の中で『おめでとう!』って叫んだ」と、連絡すら入れてないことを暴露。「お茶ぐらいあるでしょ? 地元が(埼玉県で)一緒だから…ないの? ご飯を食べに行ったとか」と峯岸に突っ込まれても、何も答えられずタジタジになってしまった。

 2月に行われた卒業コンサートで小嶋は、渡辺とバラード曲「思い出のほとんど」を歌った。「思い出がほとんどない麻友ちゃんと歌いました」と、2人の関係性を逆手に取った演出であることを明かしていた。小嶋と渡辺は、09年の第1回選抜総選挙で7位以内に入った「神セブン」の残り2人だが、埼玉県出身であること以外、あまり共通点がなかったようだ。

 それでも、長年グループを支えてきた大先輩の門出に、柏木、渡辺とも最後の曲「夕陽を見ているか?」で小嶋と見つめ合うと、涙を流した。泣かないことで有名な柏木が見せた涙に、小嶋は「ゆきりんが泣いた」と驚いていた。