30日に東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行うAKB48鈴木まりや(25)が、24日から全国で順次公開されている映画「いのちあるかぎり 木田俊之物語」(渡辺豊監督)で、初の入浴シーンに挑戦している。

 主人公の木田俊之(武田知大)と結婚するヒロイン智恵子を演じて、山形県の赤湯温泉でのロケ撮影に臨んだ。「午前中に朝風呂に入っている気分で撮影しました。作品の中で長い付き合いになる友だち役の松岡亜由美ちゃんと同じシーンだったので、リラックスできて、お天気がよくてとても気持ちよかったです」と振り返った。

 同作は、突然、筋ジストロフィーという難病にかかってしまいながらもNHK紅白歌合戦の出場を目標として活動を続ける車いすの歌手木田俊之と、妻智恵子の物語。「私は智恵子さんの若い時代を演じさせていただきました。たくさんの方に病気と闘いながらも、夢に向かって頑張る姿を知っていただいて、これから一緒に応援していただけたらうれしいです」とコメントした。

 また、3日後には卒業公演を控えて「とても前向きに卒業後のことを考えています。8年以上続けていたAKB48を卒業して、生活が変わることは、不安よりも楽しみでワクワクしています。自分次第ではいろいろな世界が見えてくると思うので、知識や経験を増やしてすてきな女性になれるよう精進して行きたいです」と話している。