AKB48阿部マリア(21)が1日、台湾を拠点に活動を開始するTPE48に移籍すると発表した。

 台北市内で行われた、グループのオーディション募集開始を告知するイベントに出演し、発表した。イベント中にタスキを取り出し、中国語で「プレゼントがある」と切り出すと、「台湾の方に気に入ってもらえるか分からないですが、プレゼントは私自身です。私、阿部マリアはAKB48からTPE48に移籍します」とサプライズ発表した。

 グループには既に研究生6人が所属しており、阿部が「このプレゼント、気に入ってくれるかな?」とたずねると、6人は「もちろん、大歓迎です」と声をそろえた。

 「マリア」という日本人らしくない名前を持つ阿部はかねて、「絶対、世界で活躍する」と夢を掲げていたという。今回の移籍も自ら強く希望していたといい、「じゃあ、その舞台はどこかなと考えたときに、台湾がいいとパッと思いました」と明かした。到着した空港でも厚い歓待を受け、「そんな熱くて優しい台湾のファンの皆さんが大好きになり、そんな台湾のファンの皆さんと一緒に、もっと多くの楽しいことができたらいいなと思った」と決意を語った。

 台湾出身で、同イベントに出席したAKB48馬嘉伶(ま・ちゃりん=20)は「おったまげー! です。すごく仲がいい先輩なので、私の故郷でこれから活躍してくれることがすごくうれしい」とエールを送った。