年内でAKB48を卒業する渡辺麻友(23)が2日、都内スタジオで、LINE LIVE「AKB48バトフェスプレゼンツ まゆゆ、ゆきりんのLINE LIVEで卒コン打ち上げ!」に生出演した。お菓子やケーキ、シャンパンが用意された、プライベート感満載のセットで、先月31日に行った卒業コンサートを柏木由紀(26)と振り返った。

 2人は、コンサートのユニット「悲しい歌を聴きたくなった」で初披露した、色違いのドレス姿で登場した。渡辺がセンターでユニット曲を歌うコーナーでは、ほぼ1曲ごとに衣装を着替える場面があり、「早替え、めっちゃ大変だった」という。

 アンコールの「桜の花びらたち」では、渡辺が羽根の付いたゴンドラで上昇してステージを去った。渡辺もメンバーも、ファンも涙の感動場面だったが、高さが約32メートルあったため、「天に召された(笑い)後、地上に戻るまでが大変だった。エレベーターで降りたんです」と苦笑いした。

 渡辺は35曲中、33曲に出演した。「自分がずっと出ているのが初めてで、どんな感じで見えてたんだろうと心配だった」と本音を語った。人生で1度きりの卒業コンサートとあって、渡辺は本番前日から心ここにあらずな様子だったことを柏木が明かした。柏木が「明日、いい卒業コンサートにしようね」とLINEを送ったものの、「ナチュラルに無視された」と暴露。渡辺も「前日から様子がおかしかった。会話のキャッチボールができなかった」という。「五感を失ってた。ここに存在していない、みたいな」と申し訳なさそうに話した。

 10年9カ月、同期として渡辺と活動してきた柏木は、初めて渡辺に書いた手紙をコンサートで渡した。実は、移動中の新幹線で渡辺の隣で書いていたという。「名古屋の握手会へ行くときに、まゆゆを見ながら書いてたら、めっちゃ筆が進んだの。バレたらどうしようと思いながら、『お願い、見ないで』って思った」。柏木は渡辺が寝ていると思って書いていたが、渡辺は「起きてた、起きてた」とまさかの告白。柏木に「危機感なさすぎ!」とダメ出ししていた。