AKB48グループアジアフェスティバル2019が27日、タイ・バンコクで行われ、国内外の48グループが出演した。出演したのはAKB48のほか、ジャカルタのJKT48、バンコクのBNK48、マニラのMNL48、上海のAKB48チームSH、台湾のAKB48チームTP、ホーチミンのSGO48の7組。48グループが世界的規模で音楽フェスを行うのは、今回が初めての試みとなる。

オープニングではAKB48横山由依(26)が「こうやってタイの皆さんにお会いできて、うれしいです。姉妹グループのメンバーと1つになりたいし、皆さんとも1つになりたい」と話し、世界から集まった48グループファンの歓声を浴びた。

各グループごとにパフォーマンスを披露するコーナーでは、昨年11月に結成されたばかりのSGO48がトップバッターで登場した。「初日」、「少女たちよ」をベトナム語バージョンで歌うと、BNK48は「RIVER」「大声ダイヤモンド」「君はメロディー」を歌った。前日26日の第1回選抜総選挙で、1位に輝いたチャープラン・アーリークン(22)が場内スクリーンに大映しにされるたびに、地元ファンから大歓声が上がった。

グループ別の最後に登場したAKB48は、岡田奈々(21)や向井地美音(20)小栗有以(17)ら10人が参加し、「希望的リフレイン」、「ジャーバージャ」、「#好きなんだ」と人気シングル曲を歌った。トークコーナーでは、各国のメンバーが日本語やタイ語、英語を駆使して、手探りながらコミュニケーションを取った。岡部麟(22)が「いつも温かいタイはうらやましい」と話すと、高橋朱里(21)は「タイのファンの方は熱い。いろんな地域から集まったファンも熱くてありがたいです」と、場内の熱気に感謝した。

世界の48グループメンバーによる世界選抜「WRD48」も、メンバーを代えて昨年6月以来、7カ月ぶりに結成された。16人でのパフォーマンスのほか、少人数での特別ユニットも披露。チャープランとAKB48岡田奈々(21)が「てもでもの涙」をデュエットすると、場内は大盛り上がりだった。

アンコールを含めて33曲を披露し、最後はタイで社会現象的ヒットとなった「恋するフォーチュンクッキー」で締めた。48グループの次期総監督に指名されている向井地は、「日本から生まれたアイドルグループが世界に広がって、たくさんの世界中の仲間たちと一緒にステージに立てたことを本当にうれしく思います。言葉の壁があったりもするんですけど、同じ曲だったりダンスで、心を1つにできた気がして、ファンの方とも1つになれて、本当に本当に楽しかったです」と感慨深げ。「またこうやって集まって、アジアフェスできるように48グループみんなで頑張っていきます」と、第2回フェスの開催を誓った。