SKE48古畑奈和(22)が初センターを務める25枚目シングル「FRUSTRATION」が24日、発売された。

同シングルでは浅井裕華(15)井上瑠夏(18)野島樺乃(17)松本慈子(19)が初選抜。高柳明音(27)を含めた6人がこのほど、日刊スポーツの取材に応じた。新曲に対する思い、10周年を迎え新たな1歩を踏み出すグループへの思いを語った。

 

-初センターの感想は

古畑 連絡メールで湯浅(洋前支配人)さんから「新規案件。面談カメラ入るので化粧してきてください」って。このタイミングは新選抜かセンターしかないなと。予感があったので、「次のシングル」と言われて「ありがとうございます」って食い気味に言いました(笑い)。感づいていたとはいえ、確信に変わったのでうれしかったです。

-8年目のセンターは長かったですか

古畑 わりと普通に楽しく人生を生きていたので、めっちゃ長かったなという感じはなかったです。

-古畑さんは髪を切ったり過激なパフォーマンスが印象的です

古畑 古畑ファンは多分刺激を求めているので(笑い)。そうやってファンを驚かすことをちょいちょいやるのは私も楽しいんです。

-今回センターになって周囲の反応は

古畑 ファンは喜んでくれています。私が泣かない代わりに、ファンがいっぱい泣いてくれています。劇場公演で「STAND BY YOU」とかでセンターをやるとみなさん泣いてくださって。

高柳 泣きなさい! 本当に泣かないんです。

-公演や芝居などを見ていて感受性が豊かなタイプだと感じましたが

古畑 心が腐っているわけではないんですけど…(笑い)

高柳 私が卒業する時くらいは泣いてねって言ったんですけど、「ちゅりさん(高柳)は会うので泣かないです」って!

古畑 今後会うという確信のある人は泣かなくてもいいと思っちゃう。

高柳 でも今後会わない人のためには泣かないんだよね。だから、結局泣かないんです、この人は!!

-初選抜の感想は

浅井 どっきりだと思いました。VTRを見てもらえば分かりますが、疑った表情をしています。実感がなかったのですが、MVとか撮っていくうちに実感していきました。

井上 私も最初言われたときはビックリでした。でも、選抜メンバーは誰もが憧れる場所。「他のメンバーが憧れるような選抜メンバーになりたい」というのを17歳の目標に掲げていたので、素直にうれしかったです。泣いちゃいました。

松本 私は選抜発表までの期間がすごく不安でした。「もうそろそろだろうな」というのはうすうす感づいていて。でも、「今回もどうせ無理だろうな」なんて思っていた時に湯浅さんから「選抜だよ」って。やっと夢がかなって、頑張ってきて良かったなと素直に思いましたし、まず1番にファンに伝えたいと思いました。

野島 夢の選抜なのでうれしかったです。個人的に今年は(AKB48グループ歌唱力ナンバーワンなど)自分にとってすごくうれしいことばかりなので、このタイミングで入れたのはうれしいです。ファンの方の笑顔を見るために頑張ると言っているので、ファンの方が喜んでくれるのがうれしいです。

-楽曲は今までのSKE48にない曲に感じました

古畑 そうですね。これだけ「クラブyeah!」みたいな曲はないですね。

高柳 ラップが入っていて、今まではメンバーのラップっぽいものはありましたが、今回はプロの方が参加してくださって、今までにないカッコイイ感じになりました。

-曲についてはどう感じましたか

浅井 新鮮だなって。夏だからもっと夏っぽい曲かなと思っていましたが、すごくアメリカンでした。

井上 私はいい意味でアイドルらしくないと思ったのと、振り付けがどうなるんだろうと思いました。サビはファンの方と一緒に踊れそうで、そうなったらいいなと思います。

松本 ラップをメンバーが歌うと思っていて、私はメチャメチャやる気満々でした。ラップ選抜かと思ったら違って、それはそうだろうなと(笑い)。ダンスもレゲエダンスが新しくて、ある意味奈和さんっぽい曲。いっぱい奈和さんから学んでいこうと思います。

野島 仮歌をいただいた段階で今までにないくらいに完成していて、これで1曲として出せるくらいでした。男性の声だったので、あれを女の子の声で歌ったらどうなるんだろうと思いました。踊っていて楽しい曲で、私たちもテンションが上がる曲です。

-MV撮影がなんとロサンゼルス(LA)。SKE48史上初ですよね

高柳 初選抜でLAってすごくないですか? 「私たちLA選抜なんで!」って言えるじゃない。

一同 (笑い)

-LAはどうでした

古畑 もう、おしゃれでした!

高柳 10年続けていてよかったなと(笑い)。LAに行くためにここまでいたんだと思えるくらい単純にうれしかった。

浅井 街並みがどこもおしゃれで、インスタ映えしそうでした。ハリウッドのあの看板が見られてうれしかったです。

井上 同じ世界なのに日本とは全然違って、建物も1つ1つおしゃれ。MV撮影していて、通り過ぎる車から運転手さんがニコッとしてくれたりしました。

松本 アメリカが大好きで、将来住もうと決めました。初選抜曲の撮影がアメリカと聞いた時は運命を感じました(笑い)

野島 十数時間飛行機に乗ったことがなくて、せっかくLAに行ったのに酔っちゃって。頭の中が船に乗っているみたいに揺れていて1日目はあまり楽しめなかったんです。でも2日目にLAの空気を吸っていたら体調も良くなって、なじめたのかなって(笑い)

古畑 ただ酔いが覚めただけ!

-10年目の節目ですが、SKE48が変わり始めていて、新しいことに挑戦しようというように見えます

古畑 SKE48は新しく動き始めようとしていて、そのタイミングでセンターに選んでいただけるのはうれしかったですし、多分、今の私をこのタイミングで使ってくださったことにも、何か意味があるのかもしれません。「変わりたいんだろうな」「本気で変わらせに行ってるんだろうな」というのは思います。

高柳 最近のSKE48は挑戦していると思っています。野島や奈和ちゃんのソロ公演だったり、2期生の10周年公演だったり、挑戦すると新しい魅力が出る。だからこの曲も新しい挑戦で、今まで見せたことのないSKE48を見せるための挑戦なんです。だって金髪をセンターに置くって挑戦じゃないですか? 今までのSKE48にはなかったですから。でもそれが新しいファンの獲得にもつながるだろうし、興味を持ってもらうきっかけになるんじゃないかと思っています。

-高柳さんから初選抜のメンバーに贈る言葉は

高柳 本当にフレッシュで、楽しそうにMV撮影している姿を見てすてきだなと思うし、10年目にLAまでたどり着いたSKE48だけど、これをスタートにできるのはいいきっかけになります。みんな実力ではい上がってきた子たちだから、ほかのメンバーにもいい刺激になっていると思います。「諦めなければ」というのが伝わる。

-今の言葉を聞いて意気込みを

浅井 LAでのMV撮影やこういう楽曲でSKE48が変わろうとしているタイミングで初選抜に選んでいただけたことはありがたいことですし、光栄なことです。これを機に私も変わりたいですし、SKE48全体も私たちで変えていきたいと思います

井上 25枚目のシングルとして歴史に刻まれるので、18人の中で埋もれないようにもっと個性を出してきたい。気を引き締めて、表現力を上げていきたいです。

松本 やっとスタートラインに立てたと思っています。今回いただいたチャンスを無駄にしないようにしたい。この期間を楽しんで、次につなげられるように学べることを学んで一生懸命頑張ります。

野島 自分から諦めなければ選抜にも入れるし、そういうのを示せる人になりたいです。だから、こうして選んでいただけたことを無駄にしないで、次の結果につなげられるような人になりたいと思います。

-最後に古畑さんからメッセージをお願いします

古畑 今までにない楽しみ方のできる曲になっていると思います。私たちもリミッターを外してバカになって騒ぐので、一緒にバカになって騒いでください!