AKB48峯岸みなみ(27)が10日、東京ドームシティホールで全国ツアーチームK最終公演に出演した。

今月8日に「劇場オープン14周年記念公演」で卒業発表してから、初のライブ。2200人の前で25曲を披露し「最後なんだなと思ってステージに立ったら1曲1曲がいとおしかったです。メンバーが卒業していく時に、いつもすがすがしい表情になっていくのを感じていたんですけど、その意味が分かったような気がしました」と話した。

公演後には、日刊スポーツなどの取材に対応。卒業発表をYouTubeで行うプランも自身で温めていたという。13年1月に週刊誌にスキャンダルを報じられ、同サイトでの謝罪動画が騒動になったこともあった。「悲しい動画を上書きしたいなと。希望に満ちた表情で話をする動画で…と思ったんですけど、いろいろ言われそうだと思って辞めました」。

先月、派生ユニット「ノースリーブス」の同僚で、同期の高橋みなみ(28)小嶋陽菜(31)と食事をした際に卒業発表について相談したといい「今までにないやり方があるんじゃないかと考えていたんですけど、話題になることとか、おもしろいことは卒業してからもできるだろうから、14年いたんだからホームの劇場で発表するのがいいんじゃないかと、2人が背中を押してくれました」と笑顔で明かした。

秋元康総合プロデューサーにも卒業について相談し、「ここまで来たら峯岸が好きなタイミングがベストだと思うので任せます。幸せになってください」と連絡があったといい「一メンバーというより、お父さんのような温かさを感じました」。

卒業後については「何でもやりたいなと。最近は舞台のお仕事もあったり、お芝居を中心にできたらいいと思います」と話しつつ、「卒業後に幸せになるためには?」との質問には「まずは…お金ですかね」と冗談もはさみつつ「本当に、普通の中学生がここまで良くも悪くも世間に名をとどろかせられたのは、AKB48というものがあったからこそ。なかなか他のメンバーと比べたら、何かを還元することとかできなかったので、卒業してからもいい影響を与えられるように、ちょっとずつでも還元できる活動ができるようにしたい」と話した。

さらに「自分自身の甘えを断つためにも、4月2日の卒業コンサートまで、禁酒します!」と宣言し、残り4カ月のアイドル人生を全うするべく、意気込んでいた。