AKB48がコロナ禍にまつわるメッセージソング「離れていても」を制作したことが21日、分かった。AKB48の現役メンバー105人とSKE48松井珠理奈(23)に加え、前田敦子(28)大島優子(31)らOG8人も参加。来月1日から配信を開始し、収益は医療従事者らに全額寄付される。

AKB48が、レジェンドメンバーとともに、新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組む人々にエールを送る。「離れていても」は、コロナ禍でこれまでのように会えなくなってしまった大切な人を思う曲。今日22日からYouTubeで公開されるミュージックビデオ(MV)では、リモートでの歌唱をはじめ、新たな生活様式を映し出したドキュメント作に仕上がった。

今回は運営からの呼び掛けで、元祖神7(セブン)の前田、大島をはじめ、板野友美(28)小嶋陽菜(32)高橋みなみ(29)篠田麻里子(34)指原莉乃(27)山本彩(26)の8人のOGもリモートで歌唱。OGの楽曲への参加は、16年3月発売の10周年記念シングル「君はメロディー」以来、約4年4カ月ぶりとなる。

大島は「久しぶりに仲間と歌えて私自身励みになりました。この曲を聴いてくださった方にも励みだったり活力となってくれればうれしいです」。前田も「たくさんの方の心に届きますように」とコメントしている。

AKBとしては、11年の東日本大震災の際に「誰かのために」プロジェクトを立ち上げ、復興応援ソング「掌が語ること」の配信や、被災地訪問などチャリティー活動も積極的に行ってきた。現総監督の向井地美音(22)は「会えなかった日々を乗り越え、みんなで少しずつ前に進もうとしている『今』を切り取ったMVになりました。卒業生の皆さんも参加してくださり、一緒に歌うことができてとてもうれしいです! 離れていても心はひとつという想いが伝わりますように」と話している。

OGメンバーのコメントは次の通り。

◆板野友美

「会うことは出来なかったのですが、曲を聴くとみんなと心が通ってる気がして私自身も励まされました!!! こういった時に、一丸となれる、仲間がいて良かったなと思います」

◆小嶋陽菜

「STAYHOME中は、私個人として手掛けている事業の中でなにか少しでも役に立てることはないか、今の私に出来ることを見つけて進めていましたが、今回お話をいただき、またこうしてAKB48のみんなで『歌』というパワーをお届けすることができてうれしいです」

◆高橋みなみ

「会えないけれど、みんなで声を重ね合えるのは久しぶりのことでとてもうれしいです。今、1人1人がさまざまな状況の中、戦っています。気持ち的に苦しい時期ではありますが、みんなで乗り越えていきましょう! この曲を聴いたときに少しでも皆さんの心に、優しい風が吹いてくれたらうれしいです」

◆前田敦子

「秋元さんが書いてくださった歌詞をみんなで歌えて幸せです。たくさんの方の心に届きますように」

◆篠田麻里子

「このような大変な状況の中、自分にも何かできることがあればと思い、参加させていただきました。卒業生も現役のメンバーもみんなで力を合わせた曲、少しでも元気になってもらえるとうれしいです!」

◆大島優子

「久しぶりに仲間と歌えて私自身励みになりました。この曲を聴いてくださった方にも励みだったり活力となってくれればうれしいです」

◆指原莉乃

「誰にも会っていないので正直まだ実感はないです…。MVを見るのがとってもたのしみです!! 歌割り表を見て、レジェンドの皆さんと並んだ名前を見て、声をかけていただけてありがたいなーと感じました」

◆山本彩

「誰かのために音楽で出来ることがあるならば、力になれることがあるならば、私はやっていきたいと思っているので、今回、お声がけいただきとても光栄に思います。また、私事ではありますがお世話になったグループへの恩返しとなれば幸いです。この曲を聴いてくださった方の大切な人、大切なもの、大切な場所を守れたらという思いを込めて歌わせていただきました。少しずつでも、皆さんの心が晴れますように」