10年秋に結成され、8月の白間美瑠で1期生全員が卒業したNMB48は3日、大阪城ホールで、結成11周年コンサートを開き、正午開演の昼の部はテーマを「スクラップ&ビルド」と題して行った。

16年加入の5期生、梅山恋和(18)が、エンディング「青春のラップタイム」でセンターを務めるなど、新生NMB48の再出発。お笑いコンビ「見取り図」もゲスト出演した。

バラエティーでも大人気の渋谷凪咲(25)は、OG渡辺美優紀の小悪魔風定番曲「わるきー」を「わるなぎ」とかえて披露。テレビでの活躍が目立ち、芸人とも渡り合うなど、独特のセンスを発揮しているだけに、この日は「今日は私から皆さんにお願いがあります」。

王道アイドルソングをパフォーマンスしながら「今だけは笑わずにいてくださいね」と言い、客席から拍手を浴びると「かわいい『わるなぎ』と『大喜利なぎさ』どちらが好きですか」と、呼びかけ「どっちも好きですよね」と、自己完結して締めて、再び会場をわかせた。

メンバーは、アンコールにも応えて、約2時間半のライブが終了。山本彩からバトンを受けた2代目キャプテンの小嶋花梨(22)は「スクラップ&ビルド」のテーマに触れ「新しいNMB48はメンバーそれぞれの個性を出していきたい」と約束。「昔のNMB48が好きな人もいると思いますが、今の私たちも好きと思わせたいです。この時代が好きだったと思わせたい」と、宣言していた。