8月の白間美瑠で1期生全員が卒業したNMB48は3日、大阪城ホールで、結成11周年コンサートを昼夜2回行い、体調不良から7月に復帰したばかりの山本望叶(みかな、19)が「シングルのセンター」「ファッション雑誌の専属モデルに」と、決意表明した。

18年に第3回ドラフトで加入した山本は、圧倒的な美貌で注目され、ファッション雑誌に単独で登場したり、関西コレクションにも抜てきされるなど、独自の道を歩んでいたが、ここまで複数回、体調不良で休養している。

夜公演のアンコール後、マイクを握った山本は「加入3年半、これまでを振り返ると、グループに迷惑をかけてばかり。すごく情けないと思います」と、切り出した。そして、新たな決意を続けた。

「活動を再開した今、個人的な目標もシングルのセンターと、あとファッション雑誌の専属モデルになりたいです」。具体的な目標も口にし「これから私なりにたくさん努力をして、いつかは認めてもらえるようになりたい。最近の活動を通じて(自身が)変わりたいと思うようになりました」と、メンバーやファンの支えで、前進する勇気が持てたと感謝した。

山本は18年1月のAKB48グループ第3回ドラフト会議で、チームB2に1巡目指名され、同8月に劇場公演デビュー。19年1月の大組閣で正規(B2)昇格し、同月の20枚目シングル「床の間正座娘」で初選抜された。だが、同年12月末に体調不良で活動を一時休止し、翌20年3月に活動再開も、今年4月に再び休養。7月29日の難波鉄砲隊其之九「告白の空砲」公演で活動を再開していた。

夜公演ではメンバー40人がそれぞれセンターに立ち、パフォーマンス。山本は初選抜曲の「床の間正座娘」で先頭に立った。

そして最後、40人目のセンターに立ったのは、姉上西恵が1期生だった上西怜(20)。上西は「センターに向いていない人はいないし、目指しちゃいけない人もいない。先頭が空いた今、メンバーで助け合い、競い合いながら、私なりのやり方でこのグループを引っ張っていきたい」と約束した。