NMB48の新エースの1人だった梅山恋和(ここな、18)が4日、大阪・NMB48劇場で卒業公演を行い、アイドル活動に終止符を打った。

この日、最後の歌唱に選んだのは「太陽が坂道を昇る頃」。同期の小嶋花梨、中川美音、上西怜、仲良しの本郷柚巴も登場し、梅山を囲む形で5人で披露した。歌い終わると「研究生の時にいただいた曲で、私自身、すごく思い入れのある曲で、大好きな曲なので最後に歌わせていただきました」と説明した。

梅山は16年6月に12歳で5期加入。20年3月、山本彩加(OG)とダブルながら「だってだってだって」で初センター。昨年11月の結成11周年ライブでもセンターに入り、次世代をけん引。今年元日の新春組閣発表で「恋と愛のその間には」で、上西怜とのダブルセンターに決まったが、4日後の同5日の公演で、卒業を電撃発表。3月26日にはロームシアター京都で卒業コンサートを終えていた。

活動終了となった最後の公演。12歳で加入し、約6年の活動を振り返り「楽しいこと、うれしいことがいっぱいありました。でも、悔しいこともいっぱいあって、ひとりでお風呂で顔パンパンになりながら号泣したのもNMB48だし、メンバーといっぱい笑い合って楽しいことをしたのもNMB48でした」と吐露。

逃げたいと思ったこともあると言い、それでもメンバーに刺激を受けて前へ進んできた。

「負けず嫌いというのもあったので、私も頑張ろう! って、めっちゃ思いました。本当にこの6年間、周りの環境に恵まれたと思っています」とメンバーにも感謝した。

アイドルとしての活動には「正直、向いてないなって思った時もいっぱいありました」。それでも、ファンからの声に励まされ「皆さんがいっぱいほめてくれたり、応援してくれたから、自信をもって活動をすることができました」「たくさんの愛情をいっぱいありがとうございました」と、ファンへの思いも伝えた。