「ジャパニーズウイスキー」の愛好家として知られる歌姫ビヨンセが20日、自身のウイスキーブランド「SirDavis(サーデイヴィス)」をローンチしてアルコール飲料業界に進出しました。

テキサス生まれのビヨンセは、世界的なラグジュアリーブランドグループ「LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」の子会社モエ・ヘネシーと提携し、父方の曽祖父デイヴィス・ホーグさんにちなんで名付けられた故郷テキサスの伝統を尊重するウイスキーを開発。数年の歳月をかけて完成したという家族と故郷にオマージュを捧げるアメリカンウイスキーを発表したビヨンセは、「高品質のウイスキーを味わう時に感じる力強さとみなぎる自信にいつも魅せられており、より多くの人にこの感覚を体験してもらいたいと思っていました」とコメント。価格は89ドルで、現在オンラインで予約注文を受け付けています。9月からは全米だけでなく、ロンドンやパリ、東京など世界主要都市や、ロサンゼルスやニューヨークなど一部の空港でも販売が始まる予定です。

ビヨンセ(2009年10月撮影)
ビヨンセ(2009年10月撮影)

ビヨンセによると、1920年から33年までアルコールの製造、販売、輸送が禁止されていた禁酒法時代に、農民だった曽祖父は密造酒製造者として友人や家族のために造ったウイスキーのボトルを杉の木の節穴に隠していた歴史を知り、「ウイスキーへの愛は運命的なもの」だと確信。曾祖父に敬意を表す自身のウイスキーを製造することに触発されたといいます。「新たな共通遺産を通じて私たちを結び付ける手段になった」と話すウイスキーは、ボトルのデザイン開発にも関わるなど随所にビヨンセの愛が感じられる逸品で、昨今ブームのセレブがプロデュースする名前だけのスピリッツブランドとは一線を画しています。

発売前に匿名で数々の権威あるスピリッツコンペティションに出品し、賞を受賞するなど高い評価を受けており、その味わいも保証済み。テキサスを象徴するブロンズ色の馬が装飾された高級感あふれるボトルは、贈り物にも喜ばれそうです。東京の百貨店やホテル、レストラン、バーなどでも販売が予定されているようなので、チェックしてみてはいかがでしょう。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)