連載「われら第7世代!~演歌・歌謡曲のニューパワー~」では、新進気鋭の若手演歌歌手の皆さんを紹介しています。今回は青山新のインタビュー動画を公開します。音楽担当笹森文彦記者の取材後記と合わせてお楽しみ下さい。


きらめく木々を背に笑顔を見せる青山新(撮影・足立雅史)
きらめく木々を背に笑顔を見せる青山新(撮影・足立雅史)

青山新(21)はレコード会社の老舗テイチクレコードの創立85周年、そして芸能事務所の老舗・芸映の創立60周年アーティスト。テイチクにとっては創立70周年の北山たけし(47)以来の記念アーティストとなる。芸映にとって演歌・歌謡曲系の男性歌手デビューは、76年の角川博以来になる。

曲の路線はと言えば、昭和の映画黄金期を支えた日活映画の主題歌をほうふつとさせる。国民的スターの石原裕次郎さんや小林旭が歌った曲調だ。デビュー曲「仕方ないのさ」も第2弾の「霧雨の夜は更ける」もまさにそうだ。

記念アーティストという立場であり、さらには裕次郎さんらと比較されるのだから、プレッシャーも大きいだろうと思うが、さすが「第7世代」。「青山新と言えば、こういうスタイルというイメージが浸透してくれたら」とさらりと言った。

服が好きで、今回の取材のために、自ら衣装を選んで購入したという。「そんなに高いものではないですけど、結構モノクロ、モノトーンが好きで、靴も合うかなって。せっかく取材をしていただくのだから、きれいにしないと」。デビューしたての裕次郎さんも、こんな感じだったのかな、と想像してしまった。【笹森文彦】