大阪・関西万博誘致に携わった松井一郎前大阪市長(61)が先日、会場となる夢洲で大阪府と大阪市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンの「ペットとの共生イベント」に出席しました。開幕前は会場建設費の上振れなどから「不要」など逆風が吹いていましたが、来場者は増えています。イベント終了後、万博のけん引役だった松井氏を直撃しました。

万博のシンボルとなる世界最大級の木造建築「大屋根リング」を目の前にしながら、人とペットとの共生の在り方を探るトークイベント。松井氏は「きょうはね、元知事とか元市長ではなく、ネコ2匹の父として来ました」とあいさつ。「そこを歩いてたら、ネコ2匹を飼ってるからステージに出てって言われて。歩いてたら急に来てって」とボケると、MCの銀シャリ鰻から「そんなことは言われないでしょ!」とツッコみが入りました。

松井氏は万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を踏まえ、「命というのは人だけでなく、動物にもある。医学的にもペットを飼っている人は認知症の確率が低くなると言われている。人も動物も地球上で人生の最後まで自立して楽しめる、そのための課題を解決するのが万博の役割だと思う」と語りました。

大阪パビリオンについて「その課題に真っ正面から向き合い、解決策を作っていくのが大阪パビリオンの役割」と強調し、「すべての人がピンピンコロリと寿命をまっとうできるような社会を万博通じ、世界中に広めることができればと思う」と意義を熱く語りました。

公務で万博を訪れていた大阪府の吉村洋文知事(49)、大阪市の大阪市の横山英幸市長(44)がステージの客席近くに登場し、維新の創始者に手を振る“乱入劇”もありました。

当初、万博の入場券は前売りが低調で赤字の懸念がありましたが、開幕後はパビリオンやイベントの評判が広まったことで、買う人が増え、黒字確保も見込めてきました。

大阪府知事だった14年、松井氏は万博誘致に向けた検討を表明、18年に開催が決まりました。

イベント終了後、開幕前の「酷評」から一転、入場者数増の万博について松井氏を直撃しました。

「大屋根リングを前にしたイベントはどうでしたか?」の問いかけに「大屋根リング、ええでしょ」とニヤリ。

「お気に入りのパビリオンはありますか?」には「そりゃ、大阪パビリオンやな」と上機嫌で即答です。

さらに食い下がると、記者を正面から見据え「ネガティブなメディアも変わったんじゃないの」。強烈なストレートパンチを食らいました。【松浦隆司】(ニッカンスポーツ・コム/コラム「ナニワのベテラン走る~ミナミヘキタヘ」)

松井一郎前大阪市長が出演したイベントを“視察”した大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長(撮影・松浦隆司)
松井一郎前大阪市長が出演したイベントを“視察”した大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長(撮影・松浦隆司)