乃木坂46賀喜遥香(20)が、明日22日発売の新曲「君に叱られた」で新センターを務める。同曲の振り付けで見せるキャッチーな「ひらめきポーズ」をはじめ、ファンやメンバーからも絶賛される笑顔が武器。“かっきースマイル”は乃木坂46の温かさの証しだった。

新曲「君に叱られた」のダンスで見せる「ひらめきポーズ」を笑顔で披露する乃木坂46の賀喜遥香(撮影・鈴木みどり)
新曲「君に叱られた」のダンスで見せる「ひらめきポーズ」を笑顔で披露する乃木坂46の賀喜遥香(撮影・鈴木みどり)

日本を代表するグループの新センターは当然プレッシャーがかかるが、優しい性格ならではの方法で気持ちを切り替えた。

「センターだからちゃんとしなきゃとは思っているんですけど、この期間中、とにかくみんなが楽しかったらいいなって考えています。自分が認めてる人がセンターだったら、心が楽じゃないですか。だから私がそういう人になって、みんなに心から笑ってもらいたいです。自分で背負わなきゃってよりは、みんなのために。自分のためだけだと、頑張れないと思うので」。「君に叱られた」のパフォーマンスは、賀喜1人が立ち、座ったその他のメンバーと向き合うシーンから始まる。「めちゃめちゃ緊張しいだから、絶対顔に出るんです。それを先輩方とかが、笑わせようと声を掛けてくださるんです。(北野)日奈子さんとか、梅澤美波さんとか、(山下)美月さんとか。『今日もかわいいよ! いいね。できるできる!』みたいに」と笑った。「目を合わせたら絶対皆さんニコッてしてくださるんです。ポカポカしている場所。幸せです」と感謝した。

サビでは、しゃがんでいた賀喜が画面に下から笑顔で現れ、右手の人さし指で頭を触るポーズを決める場面がある。「振付師さんからは『ひらめきポーズ』と言われました。『わかった!』っていうイメージ。とにかく明るい気持ちでやっています」。センターを務める4期生の人気楽曲「I see…」でも、カメラに向かって笑顔でアピールするシーンが印象的だ。

「昔から笑うのはあんまり得意じゃなかったんです。相手に笑ってるのが伝わるように、ちょっと大げさに声を出してみたり、口を開けてみたり。…しんどかったんです、正直。でも乃木坂に入って、曲のパフォーマンスで、本当に周りのみんなも楽しそうだし、実際楽しいし、目が合ったら笑ってくれるし。自然に笑えるようになったんです」

「I see…」の振り付けを笑顔で披露する乃木坂46の賀喜遥香(撮影・鈴木みどり)
「I see…」の振り付けを笑顔で披露する乃木坂46の賀喜遥香(撮影・鈴木みどり)

メンバーやファンからも、笑顔を褒められることが増えた。「その楽しそうに見える自然な笑顔が、自分の武器なのかもしれないと思えました」と感謝した。

「君に叱られた」は、笑顔にマッチした明るいナンバーだ。「みんな満面の笑みなので、乃木坂の仲の良さとか温かさとか、全体を見てほしいです」と言う。その上で「その中でも一番キラキラした笑顔でいたいと思っているので、誰にも負けないぞ、って気持ちです。今はもう、しんどくないので。楽しい気持ちが、いっぱいあるので」と思い切り笑った。

「性格も柔らかくなった気もするし、そういうのって本当に乃木坂にいたからなので。その乃木坂の色はつないでいきたいです。本当にみんないい子なので」

持ち前の輝くスマイルで、グループも周囲も、見ている者たちもハッピーにする。【取材・構成=横山慧】

◆賀喜遥香(かき・はるか)2001年(平13)8月8日大阪府生まれ、栃木県出身。18年11月加入の4期生。愛称「かっきー」。166センチ。血液型A。