アイドル界きってのサッカー好きで知られる日向坂46影山優佳(20)が、動画配信サービスDAZN(ダゾーン)の「AFCアジア予選」応援アンバサダーを務めている。1日数試合を観戦することもあるという勉強熱心さで、サッカーファンにも日向坂46ファンにも「ゲーゲンプレス」でアピールする。

サッカー愛にあふれる日向坂46影山優佳。笑顔でキックを披露(撮影・たえ見朱実)
サッカー愛にあふれる日向坂46影山優佳。笑顔でキックを披露(撮影・たえ見朱実)

日向坂46松田好花(22)東村芽依(23)とともに、ワールドカップ(W杯)アジア予選の応援アンバサダーを務めている。「サッカーファンの方に日向坂46の魅力をお伝えしたいですし、おひさま(日向坂46ファン)の皆さんにもサッカーを好きになっていただきたいです」と話した。

「たとえば日向坂46の魅力ってがむしゃらさだったり一生懸命さがあると思うんですけど、サッカーでもやっぱり一生懸命ボールに食らいついてる選手の応援をしたくなりますし。応援してパワーを送ったクラブが勝ったら達成感があって、それはアイドルでも味わえる成功体験じゃないか、って思います。そういう共通するような魅力をお伝えできるようにしたいです」

キャッチフレーズは「あなたのハートにゲーゲンプレス(攻守の切り替えが早い戦術)」だ。「最初はDAZNさんの番組内で募集したキャッチフレーズなんですけど、予想外の反響をいただいて。今はいろんなところで『あれお願いします』って言われます。ありがたいです」と感謝した。

ボールを奪われてもすぐ奪いにいく“ゲーゲンプレス精神”は、アイドル活動にも共通するという。「失敗してなんぼ、みたいなところがあります。私は今まで、失敗を人に見せることが得意ではなかったんですけど、(昨年5月に)活動復帰してからは変わってきました。もっともっと自分をさらけ出していきたいです。振り切るのは割と得意なので」と意気込んだ。

新しい制服姿で笑顔を見せる日向坂46影山優佳(撮影・たえ見朱実)
新しい制服姿で笑顔を見せる日向坂46影山優佳(撮影・たえ見朱実)

テレビ東京系冠番組「日向坂で会いましょう」では、独特のタッチの絵を披露してファンの間で話題となっている。「絵には自信を持っていたので、なんで笑われるのか本当にわからなかったんですけど(笑い)。でも恥ずかしい感じはしなかったです。自分の中でも、何かしらちょっと大人になれているのかなって思いました」と明かした。

W杯予選で現在日本代表は1勝1敗。今後も「絶対に負けられない戦い」が続く。「実は前回の最終予選初戦のUAE戦を家族で見に行ったんです。その時も同じく初戦で負けたんですけど、その後はずっと白星だったんです。日本はアジア諸国にはすごく警戒されていると思うので、予想を超えるようなアイデアあふれるプレーを個人的には期待しています!」と流ちょうに話した。

「東京オリンピック(五輪)、特に男子サッカーの最後の2試合には本当に心を動かされました。日本代表もいろんな選手が五輪代表も含めて切磋琢磨(せっさたくま)している状況だと思うので、誰が抜け出すのかっていうのを注目しつつ、半年間の戦いを皆さんと一緒に見ていきたいと思います!」

WEリーグが開幕した先月12日には、全5試合と、海外リーグの試合など計7試合をフルで視聴したという。「期待していただいているのを感じて、最近は使命感みたいなものもあります」と笑った。ストイックなサッカー娘が、今日もボールを全力で追い掛ける。【取材・構成=横山慧】

◆影山優佳(かげやま・ゆうか)2001年(平13)5月8日、東京都生まれ。16年5月、けやき坂46(現日向坂46)に一期生として加入。自身もサッカー経験者で、4級審判員の資格を取得。サッカーゲーム「FIFA 22」の日本アンバサダー。最近はアプリ「ウマ娘」をきっかけに競馬にも興味津々という。154・5センチ。血液型O。

▼10月のサッカーW杯アジア最終予選

8日(午前2時) 日本VSサウジアラビア(アウェー)※日本時間

12日(午後7時10分) 日本VSオーストラリア(埼玉)