■ゲーム原作の物語、オリジナル仕上げ
花組トップ永久輝せあが、「悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~」「愛、Love Revue!」の兵庫・宝塚大劇場公演を終え、東京宝塚劇場での開幕を16日に控えている。
ミュージカル「悪魔城-」はゲームが原作。宝塚歌劇団ファン、ゲームファンの期待を背負う。脚本・演出を手がける鈴木圭氏は、原作を尊重しながら、ドラキュラ伯爵と人間の間に生まれた主人公アルカードと、“ヴァンパイアハンター”のマリア・ラーネッドを中心としたオリジナルストーリーに仕上げた。
永久輝は7月20日に千秋楽を迎えた宝塚公演の開幕前、「振る舞いで400年生きてきた人の孤独感、虚無感がにじみ出たらいいな」と話していた。その言葉の通り、アルカードの繊細な心模様を丁寧に演じた。
魔物たちとの戦いではLEDパネルも駆使し、ダイナミックな立ち回りを披露。観劇したファンからは称賛の声が上がった。
■レビュー「愛-」は名場面オマージュ
一方、レビュー「愛-」は岡田敬二氏の作・演出で、「ロマンチック・レビュー」シリーズ第23弾。名場面のオマージュがいくつか盛り込まれており、永久輝も公演前、「歴代のすばらしい先輩方がものすごい思いをかけて作ってきた場面に挑戦するのは、男役としても、宝塚の生徒としてもかなり気合のいること」と覚悟を口にしていた。
「I Love Revue」「ラモーナ」ではダンス感あふれる歌唱を見せ、「熱愛のボレロ」ではソロで情熱的に歌い上げた。トップ娘役星空美咲との歌、ダンスの共演も多く、「Gigolo」では妖艶なステージも繰り広げた。
東京公演は9月28日まで。【阪口孝志】




