先日リリースされたが、企画・演出する舞台「ハイスクール・ハイ・ライフ3」が来年2月に上演される。タイトル通り今回で3回目。歌ありダンスありミニコーナーありと、夢は大きく令和のドリフターズ。新人俳優たちが中心で、稽古場で一緒に作り上げること
により毎回フレッシュな気持ちになる思い入れのある企画。
過去2回はオーディション中心のキャスティングだったが、今回は国民的オーディションのひとつ「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」と組むこととなった。出演するメンバーは、つい先日の最終選考会でグランプリをとった<石山順征>くんはじめ、ファイナリストたちが中心。舞台上12人のうち9人がジュノンボーイという思い切った企画でもある。
何故かというと、彼らのほとんどが演技経験なし。過去にも何人か初舞台の子はいたが、演技経験がまったくないという子はさすがにいなかった。しかしコンテスト自体、事務所に所属していない子が対象なので、いわゆる素人の子たちばかりとなる。組むことが決まった時はワクワクしていたが、今となってはいつも以上にドキドキのほうが多い…
改めてジュノンボーイ。芸能界を目指している若い男子であれば誰もが知っているコンテスト。武田真治に伊藤英明、小池徹平に三浦翔平。そして本コラムでも紹介した黒羽麻璃央に犬飼貴丈、最近では綱啓永に山下幸輝と芸能界の第一線で活躍している俳優を多く輩出している。今年で36回目を迎え、まさに俳優の登竜門的コンテストの代表格だといえるのではないか。
その登竜門をうまくかいくぐった野球でいうところのドラフト候補生たちと、事務所が決まる前(3月まではジュノン所属)に仕事ができること自体光栄なことであり、また責任重大な気もしている。彼らが芸能界で活躍できるようレールを敷いてあげるとともに、お客様からお金をもらうかぎり満足した興行にもしなければいけない。
最後になったが、今回紹介するのは晴れてグランプリを獲得した石山順征くん。舞台の面談で一度会ったが、イケメンなのはもちろん受け答えもしっかりしており、大物になる雰囲気あり。そして今回は舞台の主演も務める。共演するのはコンテストで争ったメンバーたちとなり、コンテストは終わったがまた新たな戦いが彼らの中ではじまる。スカウトしたい多くの芸能事務所が注目する中、主演で舞台に立つ。相当なプレッシャーだが、15155人の中から選ばれた彼であればなんなくこなしてしまうのかもしれない。そう思うとワクワクしてきた。
◆谷健二(たに・けんじ)1976年(昭51)、京都府出身。大学でデザインを専攻後、映画の世界を夢見て上京。多数の自主映画に携わる。その後、広告代理店に勤め、約9年間自動車会社のウェブマーケティングを担当。14年に映画「リュウセイ」の監督を機にフリーとなる。映画以外にもCMやドラマ、舞台演出に映画本の出版など多岐にわたって活動中。また、カレー好きが高じて南青山でカレー&バーも経営している。直近では映画『その恋、自販機で買えますか?』『映画 政見放送』が公開。





