歌手西内まりや(21)が、5月6日に3枚目の新曲「ありがとうForever…」を発売することが18日、分かった。初めて作詞作曲に挑戦。楽曲に込めた「ありがとう」「これからもよろしくね」というメッセージをストレートに伝えるため、シンプルなピアノの弾き語りにして自身で鍵盤をたたいた。 

 昨年12月のバースデーイベントで初披露。当初は音源化の予定はなかったが、同月の福島復興支援コンサートでも歌唱すると幅広い共感を呼んだ。動画共有サイトで約50万回再生され、所属事務所などには約5万件のCD化を望む声が寄せられた。

 13歳で福岡から上京。現在でこそモデル、女優、歌手として活躍中だが当初は挫折の連続だった。モデルの後輩の活躍をテレビで見ては悔し涙を流し、女優のオーディションでは「身長が高すぎて役柄がない」のひと言で落とされた。学校では人間関係に悩んで転校までも経験。昨年のレコード大賞最優秀新人賞獲得も、歌のレッスンに7年間通い続けた後の勲章だった。

 夢を追って上京して8年。悩み続けてきた自身を支えてくれた家族と、ファンへの感謝の思いをつづったのが「ありがとう-」だった。西内は「自分の思いをそのまま乗せて作詞作曲し、一番伝えたい思いを曲のタイトルにしました。新しい環境に悩んでいる人の背中を押せる曲になっているといいな」と話している。