漫画家の小林よしのり氏(62)が、AKB48総合プロデューサーの秋元康氏(57)を激怒させたなどと一部で報じられたことについて「放火魔みたいな憶測記事は止めなさいよ」と苦言を呈した。

 小林氏はAKBの熱心なファンとして知られるが、このところ同グループに関する発言がめっきりなくなっていた。ファンから「AKB離れ」を指摘され、小林氏は先月30日に更新したブログで「わしがAKBについて発言しなくなったことを嘆く人がいるようだが、申し訳ないけどわしはもう余裕がない状態だ」と、多忙を極めていることから、これまでどおりにAKB関連情報を収集できず、「だから発言する資格がない」と理由を明かしていた。

 しかし一部ネットメディアは、小林氏と秋元氏との間に軋轢が生じていると報道。6月に写真週刊誌フライデーで秋元氏が安倍晋三首相や幻冬舎の見城徹社長らと首相官邸で撮した写真が掲載されたことを受け、小林氏は「権力者にすり寄るのは恥ずかしくね?」とのタイトルでブログを更新し、「最近は言論人も文化人も、権力にすり寄ってる奴がやけに多い。そんなに安倍首相と懇意になると、誇らしく感じるのかね?言論人が権力者にすり寄るのはわかる。無力だからだ」と私見をつづっていた。この発言が秋元氏を激怒させた、と報じている。

 しかし小林氏は報道を受け、6日に「秋元康氏との間には何もないよ」とのタイトルでブログを更新。「でっち上げの記事だ。秋元康氏はわしに怒るような人ではない」と報道を否定した。

 そして再度、AKBに関する発言が少なくなったことについて「暇がなくなっただけだ」と強調。「山本彩が歌いだす『365日の紙飛行機』は大好きだし、さや姉の認知度が高まって良かったなあと喜んでいる。ググタスで渋谷凪咲の笑顔が出てきたら保存するし、昨日はたかみなの説教部屋に出た武藤十夢を見て、美人になったなあと感心していた。嵌るのを止めて、一般ファンとして見ている状態だ」と、変わらぬAKBへの思いをつづった。