オーストラリアの俳優クリス・ヘムズワース(32)が7日(日本時間8日)、ニューヨークで行われた主演映画「白鯨との闘い」(来年1月16日公開)のプレミアイベントに出席した。世界中から200人の報道陣が集まる中、レッドカーペットを悠然と歩いた。

 19世紀、太平洋沖4800キロの海域で遭難した捕鯨船での漂流生活から、命懸けで生還した乗組員の実話を映画化した。ヘムズワースは日々やせ細っていく体を表現するため、20キロのダイエットを行った。1日の摂取カロリーを平均500~700キロカロリーに抑える過酷なもので、すしやみそ汁など日本食でしのいだという。「1番、つらかったのはダイエット。実話を描くためには必要な過程だから、避けては通れないことは分かっていた。撮影後はパスタをピザを食べたよ。1番食べちゃいけないものだったから」と苦労を明かしつつ、「和食は大好き」とアピールした。

 ほかトム・ホランド、ベンジャミン・ウォーカー、ロン・ハワード監督が出席した。