米有名ジャズ歌手の故ナット・キング・コールさんの娘で、グラミー賞歌手のナタリー・コールさんが昨年12月31日、ロサンゼルスの病院で心臓疾患などのため死去した。65歳だった。米メディアが1日伝えた。

 コールさんは1950年、ロサンゼルスで生まれ、75年のデビュー曲「ジス・ウィル・ビー」が大ヒット。グラミー賞の最優秀新人賞などを受賞し、張りのある歌声でスターダムを駆け上がった。

 65年に死去した父の曲をカバーした91年のアルバム「アンフォゲッタブル」で、1年以上にわたり米ビルボード誌のアルバムチャートにランクインし、グラミー賞の複数部門を受賞。その後もヒット曲を出した。

 76年に東京音楽祭出場で初来日し、グランプリを獲得。2008年にC型肝炎感染を告白し、腎臓移植手術を受けていた。