三代目J Soul Brothers岩田剛典(28)と杉咲花(19)が映画初共演することが9日、分かった。漫画家有賀リエ氏の代表作「パーフェクトワールド」の映画化でダブル主演を務める。岩田は昨年の「植物図鑑」に続き2作目の主演、杉咲は映画初主演となる。

 作品は「障がいのある恋」をテーマにした純愛ストーリー。原作は女性漫画誌「Kiss」に連載中で単行本化もされた人気作。突然の事故で下半身に障がいがあり、車いす生活を送ることになった建築士の鮎川樹と、鮎川が初恋の相手だった高校の後輩のOL川奈つぐみが再会を果たすところから物語が始まる。

 岩田にとって、コミック原作のキャラクターを演じるのは初めてのこと。車いすを使った演技も初挑戦となるが「大切な人と障がいとともに生きていくという難しいテーマを、より身近に感じていただけるよう、真摯(しんし)に向き合って演じたいです」。杉咲は「皆さまのもとへ、まっすぐお届けできるよう、この作品に身を委ねていきたいです」と話している。

 メガホンは柴山健次監督がとり、撮影は今月初旬からスタートしており、来年公開。原作者の有賀氏も「力強い2人に決まり、わくわくしています」と期待している。

 ◆岩田剛典(いわた・たかのり)1989年(平元)3月6日、愛知県生まれ。慶大在学中の10年11月、三代目J Soul Brothersとしてデビュー。14年4月からEXILEとしても活動。14年フジテレビ系「ディア・シスター」などドラマにも出演。16年映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」で高畑充希とダブル主演。血液型B。

 ◆杉咲花(すぎさき・はな)1997年(平9)10月2日、東京都生まれ。11年にオーディションで芸能界入り。同7月から味の素「Cook Do」CMシリーズ出演で話題に。16年NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などドラマ出演多数。同年の映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で日本アカデミー賞最優秀助演賞。書道準6段。153センチ。血液型B。