菅田将暉(24)が11日、都内で行われたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」(武内宣之監督、8月18日公開)製作報告会見で、主演の広瀬すず(19)が演じた主人公なずなについて「色っぽいという声(関係者の評価)があるんですけど…僕はどっちかと言うとエロいなと思った」と評した。

 「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」は、夏休みの花火大会を前に、母の再婚で転校が決まった中学1年のなずなが、クラスメートの典道(菅田)に「かけおち、しよ」と誘って町から逃げ出そうとしたものの、母に連れ戻されて駆け落ちに失敗する物語。

 菅田は「中学生くらいの男の子って、どこか幼稚で、女の子の方がちょっと大人びている。あの感じが、すごく出ていて(キャラクター設定の中学1年生の)まんまやれたなと思いますね」と手応えを口にした。

 一方、「エロいなと思った」と言われた広瀬は「良かったです。」と笑みを浮かべた。公開が1カ月後に迫った現在、製作はまだ進行中で、広瀬らは製作中のラッシュの映像しか見ていない。そのラッシュの段階で、自分が声を当てたなずなを見た印象について、広瀬は「なずなちゃんの画が完成されてから、中学生…というか、女性だったので。(アフレコの段階で)ちょっとどこか典道くんには余裕をかませたらと思っていたので(大人びた雰囲気を醸し出せて)良かったです」と語った。自身が演技の際にイメージしていたことと画がリンクしていたこと、そこを菅田が「エロい」と、独特の言いまわしながら評価したことを喜んだ。【村上幸将】