タレントで歌手の湯原昌幸(70)が24日、東京・浅草木馬館で大衆演劇「劇団炎舞」の公演に出演し、新曲「北街・辛口・恋酒場」を披露した。

 同劇団が、普段から公演で湯原の楽曲を使っている縁もあって、初めてのコラボが実現。同曲を歌うと、座長の橘炎鷹らが華麗な舞で盛り上げた。湯原は「芝居もやりたいくらい。歌っていると恥ずかしくて目と目を合わせられなかった。でも今回大衆演劇の世界とジョイントできて、歌もさらにいきました」と笑顔を見せた。

 また、今月21日に肺炎のため亡くなった平尾昌晃さん(享年79)について「ショックでした。先輩として見習うべき所がたくさんあった」と悼んだ。ジャズ喫茶「銀座ACB(アシベ)」のボーイ時代には、平尾さんのバックバンドをやっていた時期があった。さらに1971年には「裏窓」「あなたに捧げる詩」と平尾さんが作曲を手掛けたオリジナル曲を歌った。「大先輩に憧れて入って、よくクリームソーダを頼まれて買いに行ったり、靴を磨いたりもしていた。ピークも知っていて、上も下も分かっている人だった」としみじみと振り返っていた。