肺腺がん闘病のため活動休止中のいときん(38)がリーダーを務める「ET-KING」のメンバー5人は5日、神戸市内で、神戸開港150年スペシャル「カンパイKOBE2017」に出演。終演後、センコウ(38)BUCCI(38)KLUTCH(38)BOOBY(35)コシバKEN(37)が取材に応じた。

 メンバーは2日ほど前、見舞いに行き、イベント出演を、いときんに報告。すると、いときんから「お前ら、しっかりせえよ」とゲキを受けたという。

 ライブなどの活動は休止し、治療に専念するいときんだが、創作活動への意欲は持っており、センコウは「病室でも曲は作ると言っていた。創作活動には前向きです」と話した。

 いときんは今月3日、ステージ4の肺腺がんが見つかったことを公表。6月に毎年定期的に受けている健康診断でがんが見つかり、7月に行った細胞検査などの結果、ステージ4の進行がんであることが判明。リンパ節、脳にも転移していることを明らかにした。

 メンバー5人も同時に健康診断を受けており「いときんが再検査になったとは聞いていた。7月に病気を聞いて、6人で話し合って、グループは僕らで続けるということになった」と、声をそろえた。

 いときんはそれまで、体調不良など、とくに訴えることもなかったといい、5人は「びっくりしました。でも、いときんが頑張ってるんで、おれたちも頑張らないかんでしょ」と、真正面を見すえて口にした。

 グループは14年にTENNさんが急死し、15年7月に6人で再始動。再来年の結成20周年へ向け、年末には全国ツアーも予定している。コシバらは「できるもんなら、6人でツアーをやりたい」と話していた。