落語協会(柳亭市馬会長)の三木男あらため5代目桂三木助(33)、柳亭こみち(42)、志ん八あらため2代目古今亭志ん五(42)の真打ち昇進披露宴が24日、都内で行われた。

 名人と言われた3代目の祖父、人気者で01年に自殺した4代目の叔父の名跡を継承する新三木助は「襲名することはうれしい反面、いいのかなと、落語家になって一番悩んだ。祖父、叔父の名前に恥じぬよう、新しい三木助を作っていきたい」と意気込んだ。

 幼い2人の子どもの子育て中のこみちは「子育てしながら高座に上がり続けるのは大変だけど、とにかく走り続け、(子育てを)高座に生かしたい」。新志ん五は「先代の7回忌が終わったばかりで、継いでいいのかと思ったが、師匠が『大した名前じゃないから大丈夫と言ってくれた』。新しい志ん五を作りたい」と話した。

 昇進披露興行は9月下席の上野・鈴本演芸場から。