ラジオでもサッカー日本代表の大一番に注目が集まった。8月31日にオーストラリアに勝利して6大会連続でW杯出場を決めた一戦をラジオ独占中継をした文化放送のradiko(ラジコ)関東エリア(1都6県13局)の再生回数が試合中に常時トップを維持し、瞬間最高シェアが40・47%を記録したことが1日、同局への取材で分かった。

 ラジコはパソコンやスマートフォンでラジオが聴けるサービス。中継では、キックオフとなった午後7時35分から試合終了の同9時25分までの間、再生数が関東エリアでトップを維持。瞬間最高シェアを記録したのは、試合終了直前の9時24分で、1万1076回、40・47%だった。

 当日のゲストには、芸能界きってのサッカーフリークとされる歌手小柳ルミ子(65)。放送中ほとんど立って声援を送った小柳は、「日本は攻守の切り替えが早いですね」「(前半を終えて)後半も0ー0のつもりでやってほしい。日本代表をみていると先制しているのに途中で点を取られることが多々あった」などと鋭い分析も交えて実況を補佐。さらに「浅野(選手)と乾(選手)が先発というのは意外でしたね」などとサッカー通らしい発言も目立った。

 日本の劇的勝利の瞬間には涙を流し「本当に今日は1人1人が皆を助けて、攻守にわたって、本当によくハードワークしたと思います。こういう試合ができるんですから、本戦では頑張ってもらいましょうよ。素晴らしい」「ハリルさん、よかったですね。さんざん批判されて。監督、うれしいと思います。監督の采配が当たったわけですからね」などと興奮気味に語った。

 文化放送が伝えた日本代表の感動の一戦は、31日から1週間、ラジコ(http://radiko.jp/share/?sid=QRR&t=20170831192500)で聴くことができる。