南果歩(53)が1日、都内で行われた乳がん啓発イベント「ピンクリボンシンポジウム2017」でトークショーを行い、今年春に精神疾患を患っていたことを告白した。

 16年3月に乳がんを公表し、闘病しながら女優業を続けていた。今年3月、一部週刊誌で夫の渡辺謙(57)の不倫疑惑が報じられ、渡辺は同7月に会見を開いて、報道内容をおおむね認めて謝罪した。

 南は8月まで放送されたNHK・BSプレミアムの主演ドラマ「定年女子」の話になると、「身体的には去年より元気だったけど、精神的な重荷がすごくある時期だったので。実は、この春から、精神的な疾患が出まして、そういう意味では、別の闘病が始まっていました」と打ち明けた。

 ドラマをやり遂げる自信がなく、出演依頼を1度断ったが、「目の前にいる人たちを信じられなければ、一生、人を信じられないと思って、出演を決めました」と振り返った。

 ドラマをやりきったことが自信にもなったようで、「ドラマを通じて、あらためて、仕事が自分を支えていると思いました」と話した。

 この日、イベント参加者には、「年に1度の健診が『この時期に行かないと気持ち悪い』と思うくらいルーティーンになってくれたらいいな」と呼びかけていた。