“無名のスーパースター”の異名を持つ実力派歌手、日高正人(74)が1日、兵庫・尼崎市の「ホップイン」アミングでディナーショーを行い、「もう1度、武道館へ」と大舞台への再挑戦を宣言した。

 今回のディナーショーは「武道館への道」と題して開催。83年にワンマンコンサートで日本武道館に1万2000人を動員した記録を持つが、もう30年以上も昔となる。紆余(うよ)曲折を経て、今回の再挑戦は日高を支える仲間や後輩たちで実現しようというプランだ。「なんとか行きたいね」。武道館へ、みんなで…が合言葉。今年リリースした「木守り望郷歌」(作詞喜多條忠、作曲小田純平)にも手応えを感じており、反響の大きさが日高のエネルギーにもなっている。

 この日は日高を慕う榊あけみ、内村清文もステージに参加。また、友情出演で松川未樹、最後にサプライズゲストとして夏恵子が登場し、日高が作曲した「めぐり逢い」をデュエットした。74歳の超ベテラン歌手は、夢実現へ向け、精力的に活動していく。