香取慎吾(40)が、2日から生放送を続けているインターネットテレビ局Abema(アベマ)TVの番組「72時間ホンネテレビ」(11月2~5日)の中で、3日午前3時51分から絵を描き始めた。

 3人は、AbemaTV総合プロデューサーのサイバーエージェント・藤田晋社長の別荘で企画を行い、放送しているが、香取は別荘内にあるスカッシュコートのガラス部分に、同社長の許可を取って絵を描き始めた。

 2日午後9時の放送開始から6時間が経過し、同10時台から睡魔を訴えていた草なぎ剛(43)と、稲垣吾郎(43)は、香取に絵を描くよう促すと仮眠に向かったようで、香取は「2人は寝ました。(放送中にビールなどを飲んで)1番、へべれけの僕を残して、信じられないことです」などとボヤいた。一方で「時間、どれくらいかけていいの? 4、5時間くらい?」、「(ファンサイト)『新しい地図』の矢印は、どっちだっけ?」などと言いながら筆を進めた。

 香取は、絵を描く前に稲垣と草なぎと行った「3人だけで72分トーク」の中で、東京・青山で作品を出展したアート展「ミュージアム・オブ・トゥギャザー」が開催されていること、カルティエの東京・六本木ヒルズ店の期間限定ギャラリーでアート作品を発表したことなどについて触れた。「偶然、このタイミングで絵とか六本木のカルティエとか…。『新しい地図』が始まって偶然、お話をいただいてやれちゃって、偶然のタイミングなのに、僕ばっかりでやっちゃって…2人は、どうなの?」と稲垣と草なぎに、自身の活動をどう思っているかをたずねた。

 稲垣は「お姉ちゃんが行った。『整理券、取らないと見られないよ、吾郎』って」などと、実姉が香取の作品を見に行ったことを明かした。その上で「出す場が…こういう環境になったから発信しやすくなった。貯蓄されたもの(才能)が発信された」などと、香取の才能が新たな所属事務所「CULEN」(カレン)、ファンサイト「新しい地図」を始動したことで開花したと強調した。

 草なぎは「頼もしいですよ…心強い。今までも絵を書いていたけれど、新しいことをやって」と言い、笑みを浮かべた。

 香取は、午前4時を回ったあたりで、絵を描きながら「メチャクチャ楽しいよ」、「楽しいことには間違いないな」などとつぶやいた。一方で「あの2人、本当に寝てるの? 打ち合わせで最近、寝ていないんだよね」と、稲垣と草なぎのことを心配した。視聴者にも「まだまだ続けるから…長いですから寝てくださいね」などと呼び掛けた。

 また、創作過程を生放送することに「ドキュメンタリーでやるものを、放送しちゃっているんでしょ?」と、放送界において新たな挑戦をしていることをかみしめるように口にした。