乃木坂46の初の東京ドームコンサートの2日目は、壮大なフラッシュモブで幕を開いた。

 開演前の、まだドーム全体の照明が明るい時間。5万5000人の観客の間から、どこからともなく大勢の警備員たちが、花道に上がり始めて、客席に向かって手拍子を誘う。

 観客が気づき始めたころには、数え切れない人数の場内整理のスタッフも上がってくる。ステージには、前日の開演時に走って登場してきた数百人の女子高生たちも登壇してきた。花道とステージを埋め尽くした彼らが、ドラムの音に合わせて、手拍子と足を踏みならす。警備員の笛を合図にストンプが始まり、観客のテンションが上がったところで、ステージにセーラー服姿のメンバーたちが現れた。

 1曲目は、4枚目シングル「制服のマネキン」。歌い出しでセンター生駒里奈(21)が大スクリーンに映し出されると、観客が一斉に「生駒~!!」とコールを送った。