昨年大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」の第2部(午後9時~同11時45分)の平均視聴率が関東地区で、39・4%(関西地区39・6%)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。前年の40・2%を0・8ポイント下回った。

 第1部(午後7時15分~)は35・8%(関西地区33・2%)だった。最近10年間では、紅白ワースト記録となった15年の関東地区第2部39・2%を上回ったものの、ワースト2位の数字。89年に紅白歌合戦が2部制になって以降、ワースト3位の結果だった。

 18年9月16日で芸能界を引退すると発表した安室奈美恵(40)が、紅白歌合戦に特別企画で出演し、NHKのリオデジャネイロ五輪テーマソング「Hero」を歌った。総合司会の内村光良から歌手人生をを問われ「充実した25年だったと思います」と答えた。「Hero」は「目標を持つ人の応援歌」と説明し「いつも応援してくださっているファンの皆さん、ありがとうございます。私らしく引退の日を迎えたい」とあいさつした。歌唱後は左手を胸に当て、目に涙を浮かべるシーンも見られた。

 欅坂46のメンバー3人が総合司会の内村とのコラボレーションパフォーマンスの終盤、過呼吸のような状態になり倒れ込むハプニングもあった。