昨年8月、ロンドン市内で新作「ミッション:インポッシブル6(仮題)」のスタントシーンを撮影中にケガを負ったトム・クルーズ(55)が、同スタントシーンの撮影を再開した。

 米情報サイトTMZの報道によると、テムズ川の上でスタントシーンを撮影するため、ブラックフリアーズ橋を通行止めにし、ヘリコプターからカメラを回し、シーンの撮影が行われていたという。

 同サイトは、「クルーズは高いビルの窓から飛び降り、ブラックフリアーズ駅のガラスの屋根を走り、ビルからビルへと飛び移るシーンを今度はうまくこなしていたようだ」と報じている。

 8月に行われた撮影では、向かい側のビルに飛び移ろうとして失敗。同サイトが公開した動画には、体に命綱をつけたクルーズが着地に失敗し、建物の壁に激突した様子が映っていた。なんとか建物の屋上にはい上がったクルーズだが、足を引きずり歩いた後、しばらくその場に膝をつき、うずくまっていた。

 クルーズが足首を負傷したため、10月に終了予定だった撮影が延長されたが、製作者側がその後、今年7月とされている公開予定日に影響はないと発表した。

 クルーズ本人が演じる超絶スタントが目玉となっている同シリーズだが、シリーズ6作目となる今作品は、昨年4月にパリ市内でクランクインした。(ニューヨーク=鹿目直子)